「T.」が届きました。

このひとって、陶酔型じゃないよなぁと改めて。赤西仁につくられた赤西仁。姿を捉えられない本物の赤西仁がいて、空気を読みながら装飾していく。分かるから、ページをめくるごとに冷静な気持ちになっていく。手に入らないことを気付かされて、少しもどかしく、最後にはしょうがないなぁと思ってしまう。写真で暴けないひと。肉体が強すぎて、つくられたつくりもののキャラクタなのに、温度感だけやたら生々しく染みみたいに写真に残してくる。そのことに、おかしい話、安心する。